溺れるほど愛されたい夜に。

強く求められるより、
ちゃんと選ばれたい夜がある。

乱暴な熱じゃなくていい。
ただ、逃げ場がないくらい優しく抱きしめられたい。

背中に回された腕の重み。
離れないとわかる力加減。
耳元で落とされる低い声。

「……俺のだよ」

その一言で、身体の奥が静かに熱を持つ。

欲しいのは、刺激じゃない。
“選ばれている”という確信。

誰でもいい相手じゃなく、
今この瞬間、あなたを求めているという事実。

それが、こんなにも安心をくれるなんて。

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